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フィンランドリネン

リネン

リネンとは

「リネン」とは、フラックス(亜麻)という草の茎から作る麻のことです。
麻の中でもリネンの原料となる「亜麻」は、北ヨーロッパで栽培される一年草の植物です。

リネンは天然のサーモスタット

リネンは麻の中で最もしなやかで柔らかく、肌触りも非常に心地よく、使い込むほど柔らかくなります。
リネンはあらゆる繊維の中で最も熱伝導性がよく、暑い気候のときや梅雨時には湿気を吸収するとともに熱を逃がし、寒い気候では体温を保つ働きがある為、オールシーズンに使用できる優れた繊維です。
リネンの熱伝導性はウールの5倍、シルクの19倍と言われており、他の繊維を身につけた場合に比べ、汗をかきにくいこともわかっています

リネンは丈夫で清潔

リネン繊維は天然繊維の中で最も強度が高く、水にぬれると更に強度を増す性質があり、繊維が傷みにくく繰返しの洗濯にも耐えることができます。
リネン製品が何十年も使えたり、アンティークのリネンが数多く残っているのもこうした強度があるためです。
リネンは、毛羽立ちにくく、耐久性はコットンをはるかに上回ります。
リネンにはペクチンという成分が含まれていることや、重合度、結晶化度が大きく、大きな分子が繊維内に浸透しにくい構造をもっているので、繊維の奥まで汚れが入り込むのを防ぎ、天然素材の中で最も汚れが落ちやすいという特徴もあります。
また、カビ、細菌、バクテリアの発生を抑える性質も持っており、いつでも清潔な環境を保ち、臭いも抑えます。
セルロース系繊維なので、防虫性も良好です。

リネンの吸湿性・放湿性はエコにも

リネンは繊維組織に中空構造を持つことから、同時に水分を素早く発散することができ、吸湿性や放湿性、通気性に優れ、汗をかいてもベタつかず、サラッとしています。
吸水性はコットンの4倍、シルクの10倍といわれ、日用品や肌に直接触れる素材として多くの方に愛されています。
吸湿乾燥に優れていますので、乾燥機やドライヤーの使用頻度も減らすことができ、エネルギーの節約=エコにつながるというメリットもあります。
フラックスの栽培にはあまり肥料を必要とせず、繊維の分解も自然の力を利用して行われるため、環境や人間に優しい素材です。

リネン素材の意外な効果

リネンは繊維が持つ微細破壊の特質により、リネンを身につけると軽いマッサージ作用が働き、血流を刺激してリラクゼーション効果が得られると言われています。
リネン繊維が自然のpHバランスを持っていることや、菌を寄せ付けにくい、通気性が良い、など様々な理由から、ヨーロッパでは肌荒れやアトピー性皮膚炎等、各種肌のトラブルで悩まされている人々にとって理想的な素材と言われています。
清潔で肌に優しい素材なので、お子様からお年寄りまで安心してお使いいただけるのがリネンの特徴です。
更に、リネンは太陽のガンマ放射線を半分に軽減し、太陽光から人体組織を守ることをはじめ、傷口にリネンを当てることにより、古傷や術後の痛みが短期間で軽減された症例もあることから、リネンを身につけると怪我の治りが早いとも言われ、がん患者の身体をリネンで包むセラピーに使われることもあるようです。
また、リネンは静電気を蓄えないという性質もあります。

ヨキピンのリネン

丈夫で長持ち、清潔で肌触りも良く、吸水乾燥も早い、どんな季節でも快適で、暮らしの中において多種多様にお使い頂ける、それがリネンなのです。
ヨキピンのリネン製品は、リネン(亜麻)の栽培から染色、処理のすべての工程を通じて一切化学薬品を使わず、自然にも身体にも優しい製品です。

リネン製品のお手入れ方法

リネンは丈夫な繊維なので、手洗いでなく洗濯機で洗えます。
生地が傷む可能性がありますので、蛍光剤の入った洗剤や塩素系の漂白剤はご使用を控えていただくことをお勧めします。
 
洗濯を繰り返すことで、繊維がほぐれ柔らかくなっていき、肌触りも良くなります。
ご使用前に2,3度洗っていただくことをお勧めします。
最初の洗濯の際、若干の縮みが生じることがありますが、程度は綿などと同等の収縮率です。
 
半乾きの状態であれば、アイロン掛けも可能です。その際は中温で行って下さい。
乾燥機のご使用はお避け下さい。
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